この本を読んだユーザ
2件のデータ
![]() |
sai531 2010/01/05 |
4087205223[不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)] |
![]() |
natuur21 2009/12/28 |
不幸な国の幸福論 加賀乙彦 著 日本人は他人と同じでないと不幸であるが、フランス人は他人と同じであると不幸に感じる。幸福の理想型などはない。幸せを追求する人生から、幸福を生み・担う生き方へ。 |
2件のデータ
アマゾンでのレビュー
- 年間3万人を超える自殺者。
どうして日本はこんな不幸な国になってしまったのだろうか?
著者は、経済的なセーフティネットの不足と日本人の国民性によるものと
分析している
日本人は、他人の評価を気にする気持ちが強く、自ら考えないが習慣化して
いるのが問題と指摘している
他人の評価ではなく、また、職場や学校と言うひとつの「場」だけに身を置くの
ではなく複数の「場」を持つことの大切さを言っています。
同時に時間的に長い目で見ることも言っています。
雰囲気に流され、居場所がなくなると失望してしまう、気弱な日本人の姿が思い
浮かびます - 著者の加賀乙彦さんは4月に81歳になられる。「初めてのこと」に挑戦し、脳を刺激する(p.194)ご自身の生き方には感嘆・脱帽だ。恩師の秋元浪留夫氏(精神医学者)のことをp. 196に次のように紹介されている。
「88歳のときにパソコンを入手。メールをはじめます。そのうちパソコンで執筆するのが楽しくなったようで、101歳で亡くなるまでに20冊もの本を上梓された。麻原彰晃の精神鑑定を行ったのは、なんと百歳のときです」
こんな「豊かな老い方」に私はあこがれます。
知足者富(足るを知るもの者は富む、老子)の現代的意義を解説し、「諦める」は、「明らかに見極める。事情をはっきりさせる」などの意味を持つ「明らむ」から派生した言葉、という説明(p.154)も、情報過多時代の判断力の重要性の指摘で納得。
本書の装丁には、「不幸増幅装置」日本で幸せに生きるための逆転の発想力! とあります。学生にも薦めたいと思います。 - “人と同じであることが普通”という国柄と“人と違っても不思議ではない”との国柄の違い。この国にも“十人十色”の言葉はあるがその言葉に実はあるのか?、との問いかけからこの本は始まる。
近年とみに顕著になっているのは至る所に氾濫している“ランク付け”或いは“格付け”である。けれども冷静にこれらのデータを眺めていると“これって何の意味があるの?”という順位付けが殆どであることに気がつく。
例えば企業の社会貢献度としてのCSR指数などには意味があるが、予備校や学習塾が発表する“○○大学合格者××人”に果たして意味があるとは考えにくい。何故なら大学に合格することに目的があるのではなく、大学に入って何をどう学ぶかが大切なのであり合格はそのスタートラインに立っただけなのである。一流大学に入ったからといってその人の一生が所謂“勝ち組”に属して幸福であるとは言い切れない。この意味で“ランク付け”“格付け”の意味には疑わしいモノが多い。ましてや人の“幸福”を図る指数などは本質的な意味で実在しえない。
この身近な事実を著者は丁寧に話す。“目標と目的の違い”“目標に向かって歩く速さ(ゆっくり生きる)”などの言葉からは日常の中ではとかく忘れがちな大切なことを受け取ることが出来る。
この本を読んで欲しいのは中学生以上の若者達その親、そして間もなく定年を迎える団塊世代を始め全世代の人達であり、殊に薄っぺらなノウハウ本を読んで事足れりと自己満足している“経営者”と呼ばれる方々にはお灸をすえる意味でも自らノートを採って読んで欲しい。 - 現在の日本をいかに生き抜いて往くべきか“本”は、経済学的、精神学的、etc.の観点から厭になるほどの駄本が氾濫している。本書のように、冷静に日本人の固有性等を理解して著されたものが他にあるだろうか。本書は新書とはいえ、内容に変な偏りがなく、我らが“不幸な国”の人間活動(精神活動も含む)の過去と現在を最新のデータを引用しながら述べている。ここまでが1章、2章である。では、そのような状況において・・・いかに“生き”そして“老いて逝く”のかについて著者の専門家としての考えを含みつつ、分かり易く優しく記述されている。ここでは、所謂幸福論などというものはそもそも無い、という考えを理解することが大切です。この本はスーット読んで、スーット著者の考えが理解できるでしょう。これは、天邪鬼な私としてはあまりないことです。1,2章をスーット理解できてこそ大人でしょう(全体を見通せる力が必要です。各論にこだわるのは未熟の証です)。しかし、3章、4章に述べられていることは、著者の人生の先輩としての経験、叡智からなる良き人生への発想の転換法の提言として貴重ですが、人間の人生は多様なのですから、多様な考えがあっても良いのです。良き新書を書かれた著者は流石です。これは是非お薦めします!
GOOD BOOK!
なお目次 は以下。
第1章 幸福を阻む考え方・生き方(「考えない」習性が生み出す不幸、
他者を意識しすぎる不幸)。
第2章 「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの(経済最優先で奪われた「安心」と「つながり」、
流され続けた日本人)。
第3章 幸福は「しなやか」な生に宿る(不幸を幸福に変える心の技術、
幸せを追求する人生から、幸福を生み・担う生き方へ)。
第4章 幸せに生きるための「老い」と「死」(人生八十五年時代の「豊かな老い」の過ごし方、
死を思うことは、よく生きること)。 - 前半では、「流されやすい」国民であるがゆえに過去そして現在起きている
数々の日本人の(社会)問題を取り上げ警鐘をならしています。そして、後半は
その打開策を見つけるべく著者による幸福論が展開されいます。この幸福論は
一般の方々にも十分通じるものであると思うのですが、自ら死期を意識せざるを
得ない一高齢者としての著者の意見は、仕事をリタイアしこれからどう生きていこうか
模索されている方々へのよきアドバイスでもあると感じました(心なしかこの本の活字が
若干大きい気がします。高齢者の方々にも読んで欲しいためなのでしょうか?)
購入する
ブログに貼り付ける
ブログに貼り付けるためのサービスを呼び出します
(ここに無いサービスで、先方が対応できる仕組みになっているものについてはお問い合わせください。検討します)



































