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DassaiReny 2010/02/08 |
宗像教授異考録 12 八ヶ岳、生と死の女神 [210.25] |
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アマゾンでのレビュー
- 「のだめ」(二ノ宮知子著)も終わったし、「マネーの拳」、「銀のアンカー」(以上、三田紀房著)も終わって、何を読もうか考えていた。
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> 大英博物館にて「宗像教授異考録」の原画展をやるという報道を見て、軽い気持ちで買って読んでみた。 <
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> すると、結構骨太な作品でびっくりした。ちょうど興味を持っていたところとも重なって、はまった。 <
> 例えば、遮光器土偶についてであるが、つい先日、亀ヶ岡遺跡を訪問して来たところである(木造駅は見落とした)が、この有名な土器をイタコと結びつけるという発想自体が発想できなかった。 <
> また、ちょうど法隆寺についての番組を見て、救世観音(明治維新までは秘仏の扱いだったそうだ)って妙に気になるなぁと思っていたところに、まさに「聖徳太子」は何だったのかという話は熟読した。 <
> さらに、川中島古戦場や春日山城も昨年、一昨年と訪問してきたが、上杉・武田の戦いを、「金」と結びつけるという発想もできなかった。 <
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> 中途半端に知っていると言うことは、何も知らないことと同じだと恥じ入る想いだ。 <
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> ちなみに主人公の宗像伝奇(むなかたただぐす)は、南方熊楠(みなかたくまぐす)をもじっているのですよね? <
> - 伝奇考シリーズとともにこのシリーズは期待を裏切らない。星野之宣は稀有な才能の持ち主である。綿密な取材力、ストーリーの紡ぎだし方、画力ともにこんなにも凄いものを持っているのにブレイクしないのが、ファンにとっては口惜しい。諸星大二郎と比較されることが多いが、私は星野氏の才能を買う!
- このシリーズは大好きです!前のシリーズ『宗像教授異伝奇考』の頃からのファンなんです。
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>世界各地で語り継がれてきた伝説や神話には、何らかの歴史的真実が秘められている。 <
>それを主人公・宗像教授がとき明かしてゆく…。 <
>いや、フィクションですけどね。すごい説得力があるんですよ。 <
>何より、燃えます!燃えるんですよ!こぶしギュッて力説したくなるくらい(笑) <
> - 青森県恐山のイタコと遮光器土偶を結びつけた第一話、百足(ムカデ)と龍の戦い伝説から武田信玄と上杉謙信の戦いに話を広げた第2話、聖徳太子伝説とキリスト日本伝来説を結びつけた第3話、インドの原始仏教遺跡を回りながら、仏陀の教えを考え説く第4話。伝承・伝説や神話と歴史を結びつけ、新しい仮説を提示する宗像教授。どの話も興味深く、絵もうまくてきれいだ。
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> - 古の伝説、歴史上の人物や事件のダブル・フェイス、その仮面の裏に隠された素顔へと迫っていく話にわくわくさせられました。主役は、東亜文化大学で民俗学の教授を務める宗像伝奇(むなかた ただくす)。事件と事件、伝説と人物など、ふたつの事象をひとつに結び合わせてそのものの真の意味を明らかにしようとする宗像教授の仮説がスリリングで面白いっす。
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> 本書にはまた、星野氏の別作品『神南火(かんなび)』の主人公・忌部神奈(いみべ かな)も登場。こういうメイン・キャラの交流、相互乗り入れの趣向も楽しいですね。 <
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> 「巫女(ふじょ)の血脈」・・・・・・東北の巫女「イタコ」と、縄文時代晩期の土偶とをからめた話。 <
> 「百足(むかで)と龍」・・・・・・滋賀と日光に古くから伝わる「百足と龍の戦い」の伝説が、甲斐の武田信玄へと飛ぶ話。 <
> 「天平のメリー・クリスマス」・・・・・・群馬県多野郡に伝わる「羊太夫」の伝説が、奈良・飛鳥時代の聖徳太子の謎へと展開していく話。 <
> 「大天竺鶏足記(だいてんじくけいそくき)」・・・・・・インドの遺跡をめぐる旅に、ブッダと輪廻思想とがからまる話。 <
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> 初出は、「ビッグコミック」2004年10月25日号〜2005年2月25日号。私の一押しは、「百足と龍」の戦いの話。
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